揺れる心 実家の改修、するかやめるか…

耐震改修 アイキャッチ画像 日々の日記

私の実家は京町家です。私はここで生まれ育ちました。築年数はもう相当なものですね。うちの母が終戦の年に引っ越してきたときにはもう建っていたので、80年以上は経っていることになります。

私の実家の表玄関

京町家は基本夏仕様。夏に涼しい風が入るようになっているので、戸が閉まっていても換気は万全です笑 そのせいで冬の室温は外気とほぼ変わらない、という住みづらい家ですが、私にとってはとても大事な家なのです。

今は自宅として住んでいないけれど、お茶のお稽古や着物を着る練習の時によく使います。週の3分の1くらいは行ってるかな。

1.このままだと、実家が潰れる~!
①京都の都市伝説が、耐震調査でもろくも崩れ去る

でも少し前、ちょっと困ったことがわかってしまいました。

大地震が来たら、潰れるかもしれない、と。

もちろん、普通の家でも大地震なら潰れる可能性が高いんですが、京都の人って、地震があっても家は結構持ちこたえるのではないかな、って思ってる人、少なくないんですよ。

それに不思議な京都の都市伝説があります。何かわかります?

京都のおじさん
京都のおじさん

京都はなぁ、地盤が堅いし他の街ほど被害が大きくならへんねん!

これ、昔から京都にいる人ほどそう考えてる人、多いんですよ。かく言う私もその一人。密かに信じてるんです。おかしいでしょ♪そう思われても信じてる笑

でもさすがに他所の人からズバッと言われると考えを変えざるを得ないですよね。

実は、30数年ほど前に実家を一部改修したんです。平屋だったのを、奥の1部屋だけ2階建てにしました。どうしてかというと…若かりし頃、私が「自分の部屋が欲しい!」って言い張ったから(笑)。

で、昨年、実家の耐震度を調べてもらったんです。そうしたら、まさにその「私が欲しい」と言った改修部分が、耐震的にとっても弱いということがわかってしまいました。

耐震改修基本計画作成結果報告書の表紙
耐震改修基本計画作成結果報告書の表紙。

余計なことを言ってしまったもんです、若い頃の私…。

しかもその奥の部分、手前の京町家の部分とは構造的に切り離されているそうで。地震が起きたら2つの建物がバラバラに揺れることになるらしいんです。手前の京町家の部分は比較的揺れには強いそうなんですが、奥がぶつかってきたりすると、前の部分まで崩壊してしまうかもしれない、と言われてしまいました。

チャッピーに絵を描いてもらったら、わかりやすくなりましたよ~♪

建物同士が揺れてぶつかると危ない
2つの建物は実際にはもっと密着しているのですが、わかりやすいように離して描いています。

診断士の方いわく、改修をすると「グシャッと崩れる可能性が低くなる」のだそうです。ん? なら、「ゆっくり崩れる」のか?とつっこみたくなりますが、今日はやめときましょう。そして、改修しても「絶対に崩れないというわけでもない」ということも事実です。

そしてそう、ここが問題ですね。
なんでも「絶対」はない。そこに大枚をはたけるのか、ということ…
意志の弱い私、そしてお金が無い!

②「支援事業」という救世主♥

でもそのころ、こんな情報を聞きました。京都市には「まちの匠ぷらす」という耐震・防火改修支援事業があると。京町家の本格改修には最大300万円が出るというのだから、これはちょっと心が動きます。それなら改修してみてもいいかな、と思い始めたり…。

まちの匠ぷらすパンフ1
まちの匠ぷらすパンフ2

あ、これ京都市のホームページにあるので、興味のある方はこちら

2.大地震の確率は?

では肝心の、大地震が起きる確率はどうなのか。

聞いてみたところ、京都市の東を通る花折断層が動くのは2000年に1回! なんと、当分は動かないだろうということ。南海トラフも京都市内はそんなに心配いらないんじゃないか、という見解もあるとか。

ふむ。それならそこまで慌てなくてもいいのかな、と少し気持ちが落ち着いてきたのですが……。

ところが!

花折断層の向こう、滋賀県の西にある「琵琶湖西岸断層帯」は、

ここ30年ほどで動く可能性があると考えておいた方がいい

くらい切迫しているというんです。しかも花折断層と同じくらいの被害が出るかもしれない、と。

えっ、それはちょっと怖い~

そう聞いた瞬間、「改修しよう」サイドへ一気に傾いた私――

とりあえず今は、大工さんに見積もりを出してもらうことにしました。

お財布と地震被害と、どちらを天秤にかけて考えればいいのか。答えはまだ出ていません。地面が揺れるより先に、私の心の方が揺れています。

みなさんのお宅の大地震対策、できてますか?!

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